愛馬アイオロスシチー 第17戦!


前々走は主戦・宮崎北斗騎手が札幌遠征の為、

前走は他馬騎乗の為にそれぞれ代打騎乗も裏目。

これだけ乗り難しい馬。やはり主戦にお願いしたい。

・・・と言っていたら、今回は騎手リーディングの内田博幸騎手!!

追える騎手で期待されたが、

11月1日 東京7R 500万下 ダート1400mは、

12着/5番人気。


得意のコースにウチパクで馬群に沈めば、誰だってショックです・・・。

レース回顧と時計の分析、

レース後の内田博幸騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(2009年11月2日完結)

2009年10月4日立ち上げ

これ以降は10月21日に作成

これ以降は10月21日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 10月24日 東京6R 500万下 ダート1400m 全14頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 熊沢重文  9/26 500万 新潟ダ1200 11 B−
アポロラムセス 勝浦正樹  9/27 500万 中山ダ1200
エフケーアスコット 的場勇人  2/01 500万 東京ダ1400 13 10 10
カカロット 岩田康誠  6/13 500万 中京ダ1700 10
キョウエイストーム 蛯名正義  7/18 500万 新潟芝1600
クリスオフトレイル 田中勝春  9/26 500万 中山ダ1800
ケージーコガネ 蛯名正義  8/23 500万 新潟ダ1200 13
サーチリザルト 三浦皇成  5/17 500万 東京ダ1400
シュンカジョウ 田辺裕信 10/10 500万 東京ダ1400
シンクロナイザー 後藤浩輝  9/27 500万 中山ダ1800
13 ドリームクェーサー 池添謙一 10/03 500万 阪神ダ1400 10
ナンヨーサンセット 田中博康  9/27 巻機5 新潟ダ1200 12 10
ニューパワー 北村宏司  9/26 500万 中山ダ1800 10 16 15
13 レグルスハート 柴田善臣 10/04 500万 中山ダ1200 14 14 12

表中左端は出走確定順位。「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬。

 アイオロスシチーは出走確定順位9番手で、ほぼ出走できるでしょう。

●東京ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとは別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。
 スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。
 基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。
 唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いはずだ。
 枠順は互角。脚質、メンバーによって変わってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜差し
ポイント 先行力、コース取り
種牡馬ベスト アフリート、フジキセキ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、ペリエ、柴田善臣、内田博幸
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分27秒3 1分27秒8 1分27秒1 1分26秒6
2歳未勝利 1分27秒3 1分27秒7 1分26秒9 1分27秒2
2歳500万 1分25秒6 1分25秒9 1分23秒9 1分24秒3
3歳新馬 1分28秒0 1分27秒8 1分27秒2 1分27秒4
3歳未勝利 1分27秒3 1分26秒7 1分26秒7 1分26秒3
3歳500万 1分26秒0 1分25秒8 1分25秒2 1分25秒3
古馬500万 1分25秒9 1分25秒2 1分24秒9 1分25秒3
古馬1000万 1分24秒7 1分24秒6 1分24秒3 1分24秒1
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分23秒6
古馬オープン 1分23秒4 1分23秒3 1分23秒3 1分23秒0

これ以降は10月22日に作成

●10月24日は回避

 出馬想定されていた10月24日の東京6Rですが、回避しました。前走が10月4日で優先権のない馬が出走していますから、除外ではありません。

 まさか故障じゃないでしょうね。

これ以降は10月28日に作成

●追い切り情報(10月28日更新)

前走前 9月23日 美浦南坂路 良馬場 末一杯
1回
助手
4F 51.2
3F 37.6
2F 25.4
1F 13.0
ランキング(古馬1600万)一杯に同入



10月3日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.6
3F 44.3
2F 29.2
1F 14.5


10月7日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.8
3F 44.8
2F 29.8
1F 14.9


10月7日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 58.2
3F 41.5
2F 27.2
1F 13.3
ディヴァインシチー(古馬500万)馬なりに同入


10月11日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 61.8
3F 43.6
2F 28.7
1F 14.0


10月15日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 62.7
3F 44.8
2F 29.5
1F 14.9


10月15日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力

助手
4F 53.4
3F 38.7
2F 計測不能
1F 12.5
ブルーシーズン(古馬500万)強めに同入


10月18日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 61.2
3F 43.5
2F 28.2
1F 13.9


10月21日 美浦南坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 52.6
3F 38.4
2F 25.1
1F 12.5
ブチカマシ(古馬500万)一杯を0.1秒追走同入


10月25日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 43.3
2F 28.8
1F 14.2


10月28日 美浦南W 良馬場 G前仕掛け

助手
6F 84.2
5F 69.1
4F 54.6
3F 40.7
1F 13.8[7]
ベローチェ(古馬1000万)一杯の内同入脚色良
 10月3日、前走からまだ7日。もう15−15程度で追われています。相変わらずのスパルタ調教です。しかし、今週から直線が長く得意の東京です。毎週500万クラスの番組には最適なダート1400mが組まれています。さて、どこに出走しますか。今週か来週だと思いますが。

 10月7日、愛馬ディヴァインシチーと夢の併せ馬を実施しました。どちらも脚部に不安があり、なんとも複雑ですが、上手く行って欲しいですね。

 10月11日、14−14程度で追われています。今週あたり出走でしょうか。

 10月15日、13−13程度の速いところを乗られました。まだ少し歩様が硬いようですが、嶋田功師が言うのなら相当でしょう。せっかく得意の東京開催ですが、気長に待ちます。

 10月18日、14−14ですね。こうやってそれなりに追い切られているということは、故障していない証拠ですし、嬉しい便りですね。

 10月21日、最後までしっかりと伸びており、まあまあの動きだと思います。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。絶好調とは言えませんね。しかし、得意の東京でなんとか一発見せて欲しいですね。

 10月25日、次走は今一歩の動きでしたので、一週出走を伸ばされて追い切られています。次の28日の追い切りの状態によって出否を決めるのでしょうね。

 10月28日、ウッドチップで仕上げましたね。併せた格上馬の内を通っているとはいえ、脚色は上回っており気配は良さそうです。全体的な時計は時計や上がりは要しておりますが、期待して良いのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。本数もこなしており、無様な競馬はしないでしょう。

●気になる出馬想定表(11月1日分)

出馬想定表 11月1日 東京7R 500万下 ダート1400m 全11頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
10 アイオロスシチー 熊沢重文  9/26 500万 新潟ダ1200 11 B+
アイノカゼ 小林久晃  5/10 500万 東京ダ1600 11 10 10 10 12
アルフェラッツ 柴山雄一 10/18 500万 東京ダ1400 10
シャイニングアワー 藤岡佑介 10/11 500万 東京ダ1400 11 14
シャドウデイル 川原正一  3/22 500万 阪神ダ1400 11
シンメトリーアート 左海誠二  8/18 交流 川崎ダ1600 10 16 12
ソークアップザサン 中舘英二  9/06 500万 札幌ダ1700 10
ベルモントノエル 岩田康誠  6/11 交流 姫路ダ1400 11 12
マルタカラッキー 丹内祐次  9/12 500万 新潟ダ1800 14
ユノゾフィー 横山典弘  6/07 500万 東京ダ1600
11 レイアシチー 蛯名正義  9/05 未勝利 新潟芝1000

表中左端は出走確定順位。「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬。青字は1000万クラスでの成績。

 フルゲート16頭のところに11頭が想定されています。アイオロスシチーは出走確定順位10番手で、ほぼ出走できるでしょう。しかし、軽いメンバーですし、想定外から大挙押し寄せてくれば、弾かれる可能性もあります。

 同じく愛馬のレイアシチーは未勝利の身分ですし、これまた弾かれる可能性もあります。

●当日東京競馬場で騎乗予定の主な騎手

 11月1日に東京競馬場で騎乗予定の主な騎手は次の通りです。

 四位洋文、武豊、スミヨン、後藤浩輝、戸崎圭太、内田博幸、横山典弘、川田将雅、松岡正海、秋山真一郎、福永祐一、藤田伸二、北村宏司、三浦皇成、角田晃一、吉田豊、池添謙一、岩田康誠、蛯名正義、柴山雄一、丹内祐次、柴田善臣、田中勝春、北村浩平、伊藤工真、丸田恭介、柴田大知、大庭和弥、武士沢友治、勝浦正樹 各騎手。

 さすがにGT開催日と言うことで一流の騎手が集結しています。

 アイオロスシチーとしては宮崎北斗騎手にして欲しいところですが、なさそうですね。蛯名正義騎手あたりでしょうか。

これ以降は10月29日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月1日 東京7R 500万下 ダート1400m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 内田博幸  9/26 500万 新潟ダ1200 11 B+
アイノカゼ 大庭和弥  5/10 500万 東京ダ1600 11 10 10 10 12
アルフェラッツ 柴山雄一 10/18 500万 東京ダ1400 10
エスユーペニー 柴田善臣  4/18 500万 福島ダ1150 13 11
ギンザジャスマック 蛯名正義 10/10 500万 東京ダ1600 12 10
シャイニングアワー 武豊 10/11 500万 東京ダ1400 11 14
シャドウデイル 藤田伸二  3/22 500万 阪神ダ1400 11
シルクバクシン 小林淳一 10/18 500万 東京ダ1400 10 12 11 10 16
シンメトリーアート 戸崎圭太  8/18 交流 川崎ダ1600 16 12
ソークアップザサン 伊藤工真  9/06 500万 札幌ダ1700 10
デルマレグルス 中谷雄太  6/21 500万 札幌ダ1700 13 11 12 12
パックノオトウト 勝浦正樹 10/18 500万 東京ダ1400 12 13
ベルモントノエル 三浦皇成  6/11 交流 姫路ダ1400 11 12
メジロホリデイ 吉田豊 10/17 500万 東京ダ1300 14
ヤマニントップギア 北村宏司 10/18 500万 東京ダ1400
ユノゾフィー 横山典弘  6/07 500万 東京ダ1600

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

最有力馬のマルタカラッキーが消えました。

●鞍上は現在騎手リーディングトップの内田博幸騎手!!

 アイオロスシチーの主戦・宮崎北斗騎手は当日福島で騎乗の為、鞍上が誰なのか非常に興味のあるところでしたが、なんとなんと、10月29日現在全国騎手リーディングトップのウチパクこと内田博幸騎手ではあーりませんか。

 内田博幸騎手は10月29日現在125勝をあげており、2位の武豊騎手に15勝の差を付け、初の中央での騎手リーディングを虎視眈眈と狙っておられます。今年もっとも乗れているジョッキーと言っても過言ではないでしょう。

 そんな内田博幸騎手が鞍上なのですから、これは激アツに決まっています。そもそも、そんなに酷い馬(勝てる可能性のない馬)には騎乗しないでしょうし。

 先週の回避もこのいい騎手を確保できたことが原因かも知れません。


 ちなみに私ほっさんと内田博幸騎手といえば、過去2戦。最初は愛馬シャンスイのデビュー戦で、愛馬シャンスイと言えばキャロットクラブ記念すべき第1号愛馬。そのシャンスイはデビューが遅れ、既走馬に混じっての未勝利戦デビューでしたが、そんな不利を撥ね退け、見事緒戦で優勝を飾りました。この時シャンスイは4番人気でした。鞍上の手腕に痺れたものです。

 続くウチパク2戦目は先月愛馬ペルシステンテのスーパー未勝利(生涯1度しか出走できない、後がない未勝利戦)に騎乗していただき、4番人気ながら9着と敗れました。

 というわけで、ウチパクと私ほっさんは過去2戦1勝。勝率・連対率とも50パーセントです。そして、過去2戦とも4番人気だったのですが、今回も4番人気になりそうですね(笑)。さて結果やいかに!?

●ほっさん予想

アイオロスシチー

 ここ2走は主戦・宮崎北斗騎手を欠き大敗。乗り難しい馬であることは周知の事実。今回も乗り替わりだが、今回は現在全国騎手リーディングトップの内田博幸騎手(通称ウチパク)とくれば話は別。その剛腕で直線はグイグイと加速し、一気に優勝して欲しい。

 能力的には500万クラスの勝ち負けレベルにあるので、今回人気を背負う事になるだろう。

 追い切りも時計は平凡ながら、併せた格上馬よりも脚色が良好でいい仕上がり。

アイノカゼ

 ここ4戦は全て二桁着順で、そこから5か月半休養を取り今回の出走だが、もう終わった感。

 追い切りも最後に脚が上がるなど全然ダメ。

アルフェラッツ

 前走5着、前々走4着と勝ち負けには参加していないものの堅実。今回はメンバー的に掲示板は厳しいか。

 追い切りの動きはそれなりで、今回も4、5着候補。

エスユーペニー

 ここ5戦は11、7、8、9、13着と低迷。更に今回6か月半の休養明けで、いきなりは・・・。

 ただ、馬自体は仕上がっており、6、7着くらいは来るだろう。

ギンザジャスマック

 このクラスは5走前に芝で2着があるものの、そこからはいいところなし。4か月ぶりの前走はダートを走るも12着大敗。ハナを切るものの最後は完全に脚が上がってしまった。

 今回叩き2走目で息が持てばというところだが、逆にダート適性はあまりないかも知れない。

 追い切りでは能力のあるところを見せ、上位に来ることもあり得る。

シャイニングアワー

 低迷していたが、1年2か月間立てなおして出走した前走は藤岡佑介騎手が好騎乗で次走への優先出走権を確保。そこで叩き2走目で馬体が引き締まって勝負気配の今回、武豊騎手に乗り替わりというお約束パターン。

 上積みがあるのなら、突き抜けても不思議はない。

 追い切りの動きはよろしくない。この動きなら、いくら武豊騎手でも・・・。

シャドウデイル

 前走5着から今回7か月半ぶりの出走。これだけブランクがあるといきなりからはと思うが。

 追い切り本数もブランクの割に少ない。

シルクバクシン

 地方交流戦で未勝利を脱出するも、中央では完全に力不足。しかし、追い切りの動きは秀逸。一発があるとすればこういった馬。

シンメトリーアート

 このクラスは地方交流戦でも力不足。中央では通用しそうにないが、追い切りは動いており、大駆けがあっても・・・。

ソークアップザサン

 このクラスでは力不足。距離も短ければ短いほどいい。

デルマレグルス

 ここ5戦は全て8着以下と全くいいところなし。

パックノオトウト

 着は6着7着などマシだが、走破時計は未勝利クラスの勝ち負けレベル。相手なり。

ベルモントノエル

 前走は地方交流戦に岩田康誠騎手を配し1番人気も5着敗退。中央では力不足。調教大将。

メジロホリデイ

 ずっと高橋智大騎手のお手馬だったが、鞍上変更。昇級緒戦の前走は全くいいところがなく、今回どこまで躍進できるかだが、勝ち負けは疑問。

 追い切りは私の愛馬レイアシチーと併せられ、なかなかの時計。

ヤマニントップギア

 アイオロスシチーと同じく、このクラスのこのコースで2着あり。8か月ぶりの前走も6着で、やはり力はある。叩き2走目の今回、更に上昇することは必至。

 ただ、まだ追い切りの動きがひと息。

ユノゾフィー

 新馬戦3着。続く未勝利戦を圧勝。昇級緒戦は2着、そして前走は3着と馬券圏外は1度もない。

 今回5か月ぶりの休養明けだが、1頭能力が抜けていそう。追い切りの動きもそれなり。
ユノゾフィー
ヤマニントップギア
アイオロスシチー
シャイニングアワー
 5か月の休養明けとは言ってもユノゾフィーはまだ底を見せておらず、上でも戦えそうな馬で、ここは通過点かも知れません。ヤマニントップギアも能力は高く、今回叩き2走目で勝ち負け。

 我らが愛馬アイオロスシチーも勝ち負けと思うが、近2走の内容から、あまり強気にもなれず、3番手評価。もちろん末脚炸裂なら突き抜けても全く不思議はない。

これ以降は、11月2日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「伏兵多し」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
アイノカゼ
シャドウデイル △△
シンメトリーアート
アルフェラッツ
ユノゾフィー
シャイニングアワー △△
ギンザジャスマック
アイオロスシチー
ヤマニントップギア △△
ベルモントノエル
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アイオロスシチー 79 70 67 47

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アイオロスシチー(11着)

 「テンについて行けなかったので前残りの流れでは厳しかったけど、それにしても終いも脚を使えなかったよ。」(熊沢重文騎手・競馬ブック)
 「歩様は良くなっていたが、レースでは行き脚がつかずにムチをビシビシ入れられていた。本質的には直線の長いコース向きだろう。」(競馬ブック)

●レース 

 ここ4戦はスタートの良かったアイオロスシチーですが、今回はスタートが悪く1馬身ほど遅れをとります。その後、鞍上・内田博幸騎手が押っつけ押っつけていい位置をとりに行きますが、悪い時のように反応せずに後方14番手あたりを追走。

 道中隣には1番人気のユノゾフィーがいましたが、押っつけ通しのアイオロスシチーに比べ、ユノゾフィーの鞍上・横山典弘騎手は楽な手応えで追走します。

 アイオロスシチーは4角で外に出しますが、これまた反応は鈍く、ジリジリと伸びる程度。私は当日は家でラジオ実況で聞きつつ、3分後にレーシングビューアで映像を、というパターンでの観戦でしたが、アイオロスシチーがあまりにも後ろすぎてラジオでは上位でないことしかわからず、映像でも最後の200mは全く映らずによくわかりませんでした。出て来たのは画面がゴール前にロックオンされてから。少なくとも二桁着順であることはすぐにわかりました。(結局12着)

●時計の評価

 今回のアイオロスシチーの走破時計は1分26秒8良馬場で、得意の東京ダート1400mにおいて、過去最低の時計です。このクラスの過去10年間の平均勝ちタイム1分25秒9良馬場に遠く及びません。

 出遅れという理由もありますが、重め残りといい、使い詰めといい、乗り替わりといい全てが悪い方向に出ている気がします。素質はあるも難し過ぎる馬(美し過ぎる市議なら最高ですが・・・)ですね。馬のことを第一に考える藤沢和雄調教師や松田国英調教師なら上手く素質を開花させてくれるかも知れませんが・・・。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アイオロスシチー(12着)

 「馬が硬い感じでテンに行けませんでした。今日は仕方ないですね。」(内田博幸騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

アイオロスシチー(12着)

 「出遅れ。勝ち馬と同じ位置からだが、こちらは外へ。反応が鈍く、伸びたのは最後の最後。V圏突入にはいろいろと条件がつく。」(競馬ブック)

●今後の展望

 全てが最高に上手く行って4着。それ以外は大敗というパターンになってきました。これはまず馬券の対象としては非常に危険な存在です。

 ブリンカーの装着までは良かったのですが、ホライゾネットやチークピーシズなど、もっと工夫が必要なのではないでしょうか。何よりも今回太目残りで足捌きの硬い状態だったように、中途半端な状態で出されていますから、そんなことで勝ち上がれるほど抜きん出た能力でもないですし、渾身の仕上げで勝負をかけて欲しいですね。いや、嶋田功師にそれが出来るのなら、もっと重賞を勝たれていますね(涙)。

●最後に

 デビュー前は1000万クラスまでは上がると言われていたアイオロスシチー。確かに能力はその位はありますが、難しい面が多すぎます。

 競馬というものは難しく、いくら能力が高くても、故障で走れなかったり、気性面で能力を出し切れなかったりと全能力で走れずに喘いでいる馬に何頭も出会いましたが、アイオロスシチーもそういった馬の中の1頭です。

 デビュー時と比べても成長を感じることは出来ず、むしろいろいろとよろしくないことを覚えて馬が難しくなってきています。これは私の1口馬主の記念すべき愛馬第1号のエドワーズシチーと同じで、年を重ねるごとに気性が悪くなり、結果を残せず1勝のみで引退したわけですが、非常にダブるところがあります。

 今後どうなるかわかりませんが、全てが上手く行けば掲示板に載れる馬です。過度な期待はしませんが、毎回楽しみにしています。

 とにかく私は引退は望んでいません。いつまでも元気に走って欲しい。頑張れアイオロスシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2009年10月4日作成 7日、11日、15日、19日、21日、22日、26日、28日、29日、11月2日加筆
アイオロスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 9月26日 第16戦 500万下 新潟ダ1200m (11着/5番人気)

2009年 8月 9日 第15戦 500万下 新潟ダ1200m (8着/5番人気)

2009年 6月14日 第14戦 500万下 東京ダ1300m (4着2番人気

2009年 6月 7日 第13戦 500万下 東京ダ1400m (4着/9番人気)

2009年 5月17日 第12戦 500万下 東京ダ1400m (4着/5番人気)

2009年 5月 2日 第11戦 高田城特別 500万下 新潟ダ1200m (5着/8番人気)

2009年 4月 4日 第10戦 500万下 中山ダ1200m (6着/10番人気)

2009年 2月14日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (16着/13番人気)

2009年 1月 5日 第8戦 500万下 中山ダ1200m (16着/8番人気)

2008年 6月14日 第7戦 3歳500万 東京ダ1400m (7着/8番人気)

2008年 5月25日 第6戦 3歳500万 東京ダ1400m (5着/6番人気)

2008年 5月 3日 第5戦 3歳500万 東京ダ1600m (11着/4番人気)

2008年 3月30日 第4戦 3歳500万 中山ダ1200m (9着/3番人気)

2008年 2月23日 第3戦 3歳500万 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2008年 1月19日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着/13番人気)

2007年12月22日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 中山ダ1200m (14着/5番人気)

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